今日は人気の高配当ETF「QYLD」に投資してはいけない理由を解説します!
最近人気の高配当ETF「QYLD」
最近よく聞くのでどういうETFか調べてみました。
調べた数秒後の感想が「これはダメだ、、」でした。
このETFは投資しない方が良いと思います。
人気のETFでここまで酷いETFは初めてみたかも知れません。そのレベルです。
と、いう事なので今日はその理由を解説したいと思います!
他では語られていないレベルまでしっかりとダメな部分を解説していきます!
この記事を見ると
- QYLDに投資してはいけない理由が分かる。
- 米国株高配当投資のデメリットが分かる。
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最近人気の高配当ETF「QYLD」最近よく聞くのでどういうETFか調べてみました。調べた数秒後の感想が「これはダメだ、、…
QYLDとは
QYLDとは米国の高配当ETFの一つです。
NASDAQ100の現物を保有してコールオプションの売りを行う、
「カバードコール」を行う運用方針のETFです。
カバードコールとは
オプション取引の「コールオプション」これを利用します。
コールオプションとは指定した株価(権利行使価格)で現物の株式を購入する権利です。
このコールオプションは買う、売る、両方できます。
通常のコールオプションの売りを行うと、指定した株価以上になれば売り手は現在の株価から指定した株価の差し引き分が損失となります。(厳密には、)
つまり現物を扱わず値上がりした差額分の損失だけ被る事になります。
しかし、これだと大暴騰した時に大きな損失が発生するリスクがあります。
そこで現物を保有し、それを使ってコールオプションの売りを行う、
もし指定株価よりも上昇すれば現物を売って取引を完了させます。
これなら現物の上昇分を無くすだけで損失が防がれます。
逆に値上がりしなければオプションプレミアムとして利益が出る仕組みです。
これが「カバードコール」です。
カバードコールとは
- 現物の指定した値以上の値上がり益を捨てる。
- 値上がりしなければプレミアム(利益)が貰える。(値上がりしてもプレミアムは入る)
- 権利行使されたら現物を売る事になる。
QYLDがダメな理由
まずは掲示板で見た口コミをご覧ください。
こんな感じです!
一言で言うとダメな商品です、、
ダメな理由まとめ
- 毎月分配
- タコ足配当をしてる
- 運用方針がダメ
この3つになります。
⒈毎月分配
まずこれが圧倒的にヤバいです。
投資信託やETFを買う時に重要な点が3つあります。
- 手数料を抑える
- 税金を抑える
- 分配金は0が望ましい
この3つは長期的に見ると結果に対して莫大な影響があります。
毎月分配にするとこれが全てダメな方向になります。
手数料で見ると、信託報酬は超割高です。
QQQが年0.2%に対してQYLDは年0.6%です。単純計算で3倍の損です。
因みに私が推してるオルカンの6倍近くです、、
信託報酬は保有資産に対して掛かる物で毎日掛かるものです。
なので複利的に影響が出てくるものになっています。(複利は指数関数的に影響が出るアインシュタインが人類最大の発明と言った程の強力な力です。)
そして税金も発生します。
特に米国ETFは米国での2重課税があるので分配金に対して約28%が税金で引かれます。
つまり、毎月約3割の税金を払い続けるという事です。
分配金が10%出たとしたら手元に来るのは7%ほどです。
なので分配金は0でファンド内で再投資された方が効率が良いです。
仮に現金が欲しいなら売却すれば20.315%の課税だけで済みます。
分配金として貰う理由が無いわけです。
つまり分配金として貰う為だけに割高な手数料と割高な税金を納めるだけの商品です。
しかも投資効率も悪くなる。メリットが無いです。。
⒉タコ足配当をしてる
しかも残念な事にこの商品は「タコ足配当」をしています。
いわゆるポンジスキーム的なやつです。
皆んなから集めたお金を分配してるだけです。
まあ、厳密に言うと利益を現物に再投資していた貯金分を切り崩しています。
つまり、高配当目当てで投資したお金をそのまま返してもらう。
それに手数料と税金を大量に支払い手元に来る。
投資する人にとっては資産の減少でしかない行為です。
しかも資産取り崩してるので早期償還の恐れすらあります。
⒊運用方針がダメ
この商品は「カバードコール」をATMで機械的に繰り返すのみです。
リスク管理を行わずに愚直に行うだけとの事です。
オプション取引で安定したリターンを得たいならヘッジをしないといけません。
具体的には、現物の売りを行ったり、別のオプションを組み合わせたりです。QYLDはそれが無い。
つまり、オプション取引を上手く利用して安定したリターンを得られる商品では無いという事です。
現物を保有してるので値下がりの損失があり暴落局面にも弱いし、
コールオプションの売りなので上昇局面でも結果は出ない。
その状態で毎月分配をしてるので結果的にタコ足配当に繋がってるのでは無いかと思います。
ある程度のヨコヨコ相場しか旨味が無く、それでも手数料と税金とタコ足配当で損の可能性が高い。
カバードコールはオプションプレミアム狙いか又は現物を特定の価格で売りたい人が利用します。
それを機械的に毎月行い現物を超えられるわけがありません。
それに手数料と税金とタコ足配当での投資資金の切り崩し、これに未来がある様には思えません。
現物インデックスを超えるリターンは見込めないと推測出来ます。
まとめ
今回は「QYLD」をテーマに解説しました。
ただし、こういった初心者を集める事が目的の商品は歴史的に何度も発生しています。
そういった商品に手を出すと最終的に痛手を追う羽目になると思います。
それは歴史が証明しています。
我々が出来ることは知識をつける事です。
知識があればこう言った情報弱者を騙す様な商品に手を出すリスクが減らせると思います。
これからこのブログでも100年幸せに継続して投資できる様に知識を発信します。
因みに高配当を目指して投資するってのは微妙だと思います。
なぜなら私たちが求めているのはリターンであって配当金では無いからです。
つまり、配当金が全てではなくトータルリターンが良ければそっちの方が良いという事です。
現金が必要な時に必要な額売却すれば良いだけなので。
じゃあ高配当株に投資する意味としては、リターンが良くなる方法が出来る時です。
ただし高配当株投資は素人が誰でもインデックスの値上がり益を超えられるほど簡単じゃ無いです。
なので99.9%の人にとってはインデックス投資が最適解になると私は思います(名著でも書かれています)
以上!参考になれば幸いです!
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